生活
「あの頃」と呼べる期間は生きれば生きるほど増えている。
2024年1月2日
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満足のいく形で作品を発表したい。そう思うと費用が嵩むものだなと、2023年末ごろから思い始めていた。2024年の4月から5月にかけて4つの展示がある。自分の経歴を見返す機会になっていて、現在までの個展が6回であることを考えると急な機会だなと不思議に思っている。身体は一つ。仕事もしている。そんな中、展示をしていない年は、コンペなどに出したり、誰かに作品を見てもらいに動いていた。営業というと作家らしいとは思えないけれど、事実それは営業であり、直接手元で作品を見ていただく貴重な機会として、これからも続けていきたいと思っている。滞在制作や助成金のこと、プリントビューイングをしたことなど、経歴に加えないといけないこともここに書きながら思い出している。事情がありなくしていたコンタクトページも復活せねばならない。作品のこと、仕事についてもご連絡いただきたい。

SNSの活用方法も考え始めている。自分はSNSを見ようと思えば見続けてしまう人で、淡々と流れてくる情報や発言や自分とは関係のない映像(犬、猫、赤ちゃんなども含め)も無計画に見てしまうことがある。感情も動く。今日メモ帳に書いたことを今年の心構えとしてここにも書こうと思う。

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という事だ。心得ていきたい。

2023年末からホームページの作品や展示風景に関わるページが見れなくなっていた。死活問題と言える箇所ばかり。おせち料理を食べながら修正を行いある程度が復旧する。少しほっとして外に出た。本は買わなかったけれど、本屋に行った。とある本に友人同士が話している数日分の会話が載っていた。読むと二人の声で再生されて、懐かしい気持ちになった。昔、とあるギャラリーの展示の際に仲の良い数人が展示の一部であったカーペットの上に寄り添い座っていたことを思い出した。あの頃のままのような部分とあの頃とは違う部分がある。関わるものが変わっても、内面の大部分の変わっていない感じがある。自分は何が変わっただろう。あの頃と同じ作品を作っているし、眠る前に考えることもあの頃と一緒。あの頃よりも他者のことを考えるようになって、「あの頃」と呼べる期間は生きれば生きるほど増えている。憧れや目標はだいたい現実になることも多くなってきて、続けることだけでここまできましたね。と、自分から自分に言えることはそれだけだなと、淡々と、ただ確かに作ろうと思う年始です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。