37日間に渡って開催された個展『Parallel Leaves』が終了しました。
快く展示会場としてYAKを提供頂いたYAKの渡邊さんとミーヨさんに感謝しています。長期間に渡る展示、仕事が休みとなるとYAKに出向き在廊をする日々でした。美容室と展示、どちらにもお客さんがいない時に訪れるお二人との談笑の時間はずっと楽しく、この期間中にある回復の時間として、楽しみにYAKに向かっていました。
成田舞ちゃんとのトークも1時間があっという間に過ぎ、トークに至るまでの準備の期間に送りあった往復書簡を思い出し、出会って以来、「いつか何かを一緒にやりたい」と思っていたことが実現されてとても嬉しかったです。トークについても拝聴いただいた方に少しでも楽しんでいただけていればと思います。
今回の期間中に思い出すのが新しい出会いと懐かしい再会と痕跡の話。展示を目的としたものに止まらず、その外での、普段にはない驚きに満ちた出会いが2回・3回とありました。そしてその外で出会った人たちが、少ない時間の中で展示を見にきてくれました。SNSや少しの場所に置いていったリーフレットが確かに渡っていき、現実世界に届くものだから何度も何度も驚きました。1度しか会ったことがない人、5年会っていなかった人、10年会っていなかった人。そんな、懐かしい人たちとの再会があり、会えなかった人たちからもメッセージが届いたり、展示場に痕跡が残っていて、展示が終わってからも見返したり思い出したりして反芻しています。
この作品をまとめ始めてからというもの、子供時代というものがキーワードとなり、本を読んだり、別件でのトークイベントでも「あなたの子供時代」について質問するなど、(Parallel Leavesだけではなく)これからの制作や考えに影響が出てくる予感があります。そしてその後に出てきた「定点観測」や「移動」についても。
来年の予定も少しずつ立て始める11月末。写真とともに、周りの人や、出来事に囲まれていきたいと思っています。
展示をご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。