窓の動物

移動をしている乗り物から写真を撮る。窓の外に、ふっと現れる生命体。飼われている彼ら、自由な鳥たち。写真の当たり前だが、止まっていなかった窓の外が止まっているこの手元を、不思議に思いながら見ている。車窓に現れるものとの関わりは一瞬で、それを少なからずでも“関わり”と言えるのも写真があるからだと思っている。目を閉じている隙間に過ぎていったものも多くあるだろう。偶然降ってきたような、これらを並べている。窓の外にあった確かな生命を手元で眺めている。