流れ

岸、川、岸。それぞれの場所を定点観測のようにして写真を撮っている。いつもの通り、車両の中から。定点というにはいささか構図が安定しない。しかし、狙いすぎていないこの窓の外はやっぱり現実的だと思う。川の上。橋脚を電車が走る。水の近くに人が集まるのは今も昔も一緒である。ある時大きな雨が降った。釣り堀が消えた。数日後に釣り堀が現れた。今ある景色が続くとは限らない。そんな日々である。今日も人は鮒を釣る。川には水が流れ、グラウンドには少年たちの声が響いている。