歓びと隙間に満たされる
2026年4月4日
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私たち自身は普段から口に含むもの、考えること、周囲の人々からできている。
友人と出会ったあとに思うことだが、世の中に対して優しくなれているように思う。普段、一人住まいで誰とも会わないことの方が多いと思う。人への対し方、その密度はおそらく決まっていて、心地のいい人との関わりが少ないと、外に出た時にすれ違う人々や同じ乗り物で偶然居合わせた人に対してクサクサとわざわざ心の中が荒むようになる。
誰かと歩いている時に生じる緩やかなペース。友人を意識して、見ず知らずの他者を強く意識しない。
そうして思考は歓びと隙間に満たされて、いつもに比べて十分すぎるくらいに制作に頭が向かう。今日がそういう日だった。
久しぶりに会う友人夫婦がいて、帰るというので一緒に帰った。久しぶりにいつもの人たちだけの中にいたかったのだと思う。去る場所にも多くの人がいて話したい人や、もうひとりいつもの友人もいて勿体無いような空間だったけれど、そこを残して友人ふたりと雨の中歩いた。
知らない人とすれ違いながら、さんにんのペースで歩く道は心地よく、たくさん手を振って別れた。