写真
まるで
2024年6月12日
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まるで全てを曝け出すような春だったけれど、全てと言えるようなものはどこにもないのだろう。4箇所での展示を終えて暫くできていなかった息吹。普段よりも多めに酸素を体に巡らす。無意識に深くなるのはいまの時間をさらに贅沢に感じさせている。いつもより米をひと粒増やす。食べたか食べてないか分からないような贅沢が心身を巡りながれる。

一箇所ごとの感想はInstagramへ。反対車線を走る電車の窓の向こう側の風景もよく見える。新作にとりかかり、写真集となった『Life Works』が書店に並び始める。その側や予定のなかった土の上に足跡がつくように、津々浦々の場所へ手紙を書く。いつものペースでいくつかの道筋をつくりこつこつと進める。まずは秋に、年明けに、来春に。