状態の写真
2024年6月13日
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自らの写真が何かと問われたとき、現在しっくりきているのは「状態の写真」であるということだ。
状態とは「事物が、その時にそうなっている、ありさま。特に、外面からでもそれとわかる様子。」といった意味である。
その時のそのまま。それを継続して見続けることによって、そのままの中に変化が生まれる。一過性ではない対象への視線、周囲を含ませて撮影すること。これは執着の写真とも言える。継続する撮影行為の裏には私と言う人間が持つ、興味を持ち得た対象への執着と継続の性質があるが故、透明度を保たない深度が保たれるのではと感じている。