ある程度分かっていることをやってみる
2021年11月27日
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職場での業務で最も緊張を伴うのは撮影だ。数日前から「果たして撮れるのか」という不安が現れ、心拍数が上がったままの数日を過ごす。
職場での撮影。撮影のために作られた場所や環境はなく、いつも写真を撮るための環境を作ることから始める。一人ですると一苦労。撮影をする環境作りに、ある程度の目処はついたものの、どうしても掛かってしまうある程度の時間も決まっている。それは集中して撮るための、その前段階として行う活動として明確にあり、それをどれだけ円滑にできるか。についても緊張をしている。
とある撮影日、作業場に入り「あっ」と驚いた。前日にアルバイトスタッフの一人が、翌日を考え、その人ができる分の環境を作ってくれていた。感動した。自分のことではなくとも費やすことができること、思い浮かべること。その凄さに「うわっ」と心から感動をした。
誰かのための環境づくり。それは勇気がいるものだ。今まで私が単独の仕事としてしてきたこと。そこに気前よく入り込み、環境を作る。本人は「できることしておきました」という調子で、私が感謝を述べた時、こちらの感謝の度合いが上回ってしまい逆に困惑させてしまうこととなった。
次の撮影日も決まっているが、特別な意識をせず過ごして欲しいとその人に対して思っている。感謝の度合いを言った側からやけれど、今も思い出すとありがとうがこぼれる出来事だった。