生活
思い出して忘れていく
2021年11月7日
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さっきまで本を読んでいた。思いついたことがあり書きたいと思った。その前にといくつかの文章が引用されていた別の書籍を調べる。一冊は日本未訳。もう一冊は高価な小説で諦めた。書き始めるまでに何度か頭が動き、書こうと思っていたことは脳から薄れていた。何を書こうと思っていたのか。それを思い出す作業。忘れたことだけは確かで思い出せない。

このことではないが、思い出している間に思いついたことがあるので書こうと思う。喜びは他者がいることで生まれると。たった1人での喜びはないと。誰かのため何かのためでこそ喜びは生まれると。誰かが夜寒くないために、しまっていた毛布を出しておく。水が足りなくなっている植物に水を与える。空腹なトカゲに餌を与える。喜んでいると感じるから私も喜ぶ。一方的などこかへの語りや行動は喜びを産まない。

大きな組織の中で生まれる形式的なやりとりをやめようと思っている。組織に属していたとしても、その人に置き換えてそのひととのやりとりを面倒でも行いたい。お互いの喜びと安心のために。組織にいるからこその行い。それはその場だけの行い。「一人」としての行いではない。組織らしく動いた後は落ち込んでしまう。皆が真面目に行う会議で、楽しんでもらえる方法を考える。読まずに見せて、印象を残す。どんな仕事をしていても思い出す人たちがいて、その人たちのように働きたいと思っている。