会話
2021年8月15日
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何ヶ月か前、友人で写真家・アーティストの三保谷将史君が主宰するPodcastラジオに出演した。僕がゲストの立場で、作品制作や日々のこと、三保谷君が働いている写真専門学校の学生からの質問などもあり、3時間あった収録時間中、話が途切れることなく終了した。Facebookの機能を使用して生放送でも配信していたが、途中で試聴した人は2名程度だった覚えがあり、SNS利用の流れの速さを感じる。生放送が終わり、録音の状況を調べようとするとPCの不具合があり録音ができていなかったことが分かった。幻の放送になった。僕はそこまで気にしていなかった(むしろ再収録の機会を楽しみにしている)が、ホストである三保谷君は少し残念そうだったけれど、彼もそんな気持ちでいてくれたら嬉しいなと思っている。

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7月以降、リモートワークが増えて自宅で作業をしていることが多い。無音で作業をすることは少なく、音楽をかけるか、ラジオを聞くか、三保谷君のPodcastも作業中に聞くこと増えている。出演者が複数人いることもあるが、個人的には三保谷君とゲストの二人体制の回が心地よく、いつも大体同じ人の回を聞いている。声色も大事で、作業中にも優しく聞こえたり、会話がしやすそうだなと思った回を聞いている。

唐突に反省を書く。このラジオに出たことや、昨年から何度も書き直しているステートメントから、作家としての自分に、少なからず危機感がある。過去を思い返すこと、昔はもっと、のような話はいいとは思わないが、「作家としての自分」が現在身に染みていないように感じている。発する言葉、書く文章。現在の自分から出たものではなく、過去をなぞりながら補足している。そんな気がしてならない。

2021年8月15日に決めた今年の目標は「写真について話す」。