生活
たくさんの背景とか
2020年9月11日
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何人もの人たちと関わっている。難しく感じることの方が多い。それは働くからこそだなと思う。

興味のある人との時間を増やす。自分から声をかける。共に時間を過ごす。

最近読んだ本は國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』で、読みながら時間の過ごし方を随分と考えた。何もない時間に考えることについて、「悲しみが多いかもしれない」と自分のこれまでを思い出し、暇な時に何処かへ飛び出し何かを「する」自分を考えた。ところで(とある)あの人は暇な時間を暇として「ボー」っとしているかと思ったが、忙しく何かをしていることも分かった。

過去の話は緊張するのが自分だ。自分と言いつつ誰であっても過去には色々がある。残るのは苦いことが多いのかもしれない。

ここ10年は割りかし鮮明な日々である。意志を持って生きてきた10年。楽しかったこともあるが、悲しかったことはなんだか分厚く鋭利に感じる。錆び付いたカンナの葉のようにポテリとそこに佇んでいる。

過去について話す間柄の人を大切にしよう。あの人やあの人やあの人や……過去について話をした人が何人か思い浮かぶ。

何かがあった時に頼る(それは話を聞いてもらう人でもある)人たちとこれからも生きていくんだなと、思う仕事終わりの帰り道だ。