生活
思い出す一日。
2018年6月19日
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いつでもそうだけど、人に囲まれて生きていると思う。今日は地震が起きた。仕事があったので電車に乗っている途中だった。スマートフォンのアラートが鳴った。電車に乗っている人たち、みんなのアラートが鳴った。すごい音、異様な音だなといつも思う。1時間ほど電車が線路の上で立ち往生していた。近くの駅まで電車が移動して、30分停止。そのあと扉が開かれて、ホームに出ることができた。仕事場に行くのか、自宅に戻るのか。仕事場の人たちとの連絡は地震が起こってからずっと続いていて、出勤を促すことは誰もしない、いい職場だなと思った。心配や言葉の掛け合いが義務的ではなくさらっと言える人たち。家族にも連絡をする。誰もが心配し合う。それにしても電車は動かない。降ろされた駅はどこに向かうにも不便な場所だった。困っていたけど、鉄道会社が臨時でバスを出してくれた。自宅近所までの帰り方、道筋を教えてくれた。バスはごった返していて身動きが取れない。田舎のバスは運賃が繰り上げ式でICカードを乗るときにピッとしないといけない。男性のリュックがタッチ部分を塞いでいてタッチができない。それに気づいた人が僕のICカードを受け取ってタッチしてくれた。こういう日らしい連携でとても嬉しくなった。電車が止まってから自宅に戻るまで5時間。大変な時間だったが、時間がかかっただけで、僕自身には被害はなかったと言える。出勤をしていたら、とても忙しい日になるはずだった。研修の講師、外出、資料作り、ミーティング。その全てがなくなった一日。ゆっくりとする暇もなく、週末に必要になる写真のプリントを一気に行う。週末まで家についてから寝るまでの間、少しずつしようと思っていたプリント。日中に作業ができたので自然光の中でプリントの具合を確かめられた。よかった。そうこうしている間も連絡は続く。仕事場、兄弟、友人。震源地に近かった友人の家に数日前に送った手紙が届いたらしい。「ほっこりした」と言われて送ってよかったと思った。「お元気ですか」の手紙はいいものだといつでも思う。プリントは眠る前まで続きそうだ。あと2枚のところまできている。

数日前。ある出版社の人たちとご飯を食べてお酒を飲んだ。いつお会いしても気持ちのいい人たち。写真のことはもちろんだけど、思っていることを気持ちよくいうことができる人たち。とても楽しい時間だった。帰る間際にお手洗いに行って、席に戻ると一人がすでに帰ったあとだった。僕の席に一冊の本が置いてある。最近その出版社が出されたとても大切な本だった。献本。とても大切なものを頂いたと思う。大切に読みたいと思う。

最近、仕事場のチームで映画の話と音楽の話をすることが増えている。おすすめをあーだこーだと伝えると、それぞれが本当にそれを見てくる。映画はそれぞれの趣味趣向がありながらも「ここがよかった」がどこかにはあって、あーだこーだが止まらない。南極料理人を楽しく見た。キツツキと雨はエンディングでハッとした。ロッキーホラーショーはそれぞれが本当に楽しんだ感があってとてもよかった。音楽もおすすめする。Gofishは難しかったようだ。すごくよくわかる。僕がGofishではじめて聞いたのは「よかんのじかん」。2回ぐらい聞いて寝かせていた。今年になって初めてGofishトリオのライブを見た。ライブでも展示でも、最近見た表現の中でずば抜けたものだった。歌も演奏も忘れることができなくなった。おかげでCDの聞こえ方も変わった。実際に見る。ということが発見や理解につながる。Gofishの音楽がCDを聞いていても想像につながるようになった。「よかんのじかん」と「とてもいいこと」は家にいるときかけると落ち着くし、聞こえてくる一つ一つの音を想像すると静かに興奮する時がある。教えられた音楽はAPOGEE。スカパーに入っていた頃「ゴースト・ソング」のPVがよく流れていて好きだったのを思い出した。今日はプリントをしながらYoutubeで流す。「ゆりかご」という曲のPVが怖い。というか奇妙なPVが多くてびっくりしている。「Twilight Arrow」「Just a seeker’s song」がよい。「アヒル」という曲をリピートしたまま寝てしまったら、高い音のシンセサイザーのせいか寝起きが悪かった。

プリントが終わった。たくさんの人の顔を思い出す一日だった。