音楽
SPARTA LOCALS『復活のファンファーレ~大阪編~』@バナナホール
2017年12月1日
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12月1日金曜日。大阪バナナホールでスパルタローカルズのライブ。解散して昨年復活。復活ライブツアーの大阪編。

アンコールが終了。SEも鳴っている。それでもアンコールを客が続けて「終わりました」とドラムの人が言いにきた。いやほんと、そりゃ終わりやんな。という内容でした。

ピースという曲が大好きで、ピースという曲がスパルタローカルズへの入口でした。今でも見ます、あのPV。コテコテの顔をしたスパルタローカルズのメンバーの顔が怖い。操り人形の糸が上から垂れていて、ブレイクダンサーの手足を繋ぐ紐をメンバーが掴む。遠吠えあげるような顔で直立歌唱する安部コウセイの背中に舞う桜の花びら。ウララとか希望とかFryとか大好きですが、スパルタローカルズによる怒っているダンス音楽の素晴しさったらないと、会場最後方で壁を背負いながらたたずんで見ようと思っていたのに、ピースが始まってしまうものだから下半身上半身共々がぐにゃっと動くのを止められず、“なんだか幸せさ”と、たまに地面から足が離れていたことは間違いない。

どちらかと言うと私は怒る方ですが、他者についても怒っている人を好いている節があります。あ、理不尽な怒りはちがいます。押さえつけるためとか、脅すためのやつですね。あれは偽物の怒りです。あれは本心として怒ってないと思っています。スパルタローカルズの怒りは本心です。

38歳になった安部コウセイが「20代の頃の怒りを歌っていたスパルタローカルズですが、30代になっても気持ちは変わらない」と言っていました。(こんな風に言っていたはずです。そのまま歌っているあと言うことです。)

自分も20代から30代になった訳で、納得するところがありました。20代は自然に怒っていて、30代は確信して怒っている節があります。安部コウセイの言葉には「その通りですね」と、うん!と頷きました。

そのすぐ後にギャップを歌って、スパルタローカルズは去りました。そして、客として、いつまでもアンコールを要求していたのでした。復活したということは、繰り返しはじめたと言うことです。